大河原「一目千本桜」2009/04/11 16:00

大河原一目千本桜(1)
大河原一目千本桜(2)
大河原一目千本桜(3)

仙台は4月6日(月)に平年より6日早く桜が開花しました。なので、来週まで持たないと思って慌てて行って来ました。

 行った場所は今年で4回目になる大河原一目千本桜。 2008年, 2007,  2006 と行っているのでブログを比較してもらうとわかるのですが、満開で一部は散り始めていました。

 東京で開花してから間もないのに、今年はすごい勢いで、桜前線が駆け抜けて行くようです。ここ2日~3日でこの桜も散ってしまうかも知れません。

 朝、6時ぐらいに大河原に到着して7時ぐらいまでネバったのですが、花曇りの天候は回復せず、河川敷の桜を前景に背景には蔵王連峰という写真を今年は撮ることが出来ませんでした。

 今年から河川敷の花見会場に駐車する場合には、桜景観保護の為に300円の駐車料金がかかります。

 実際には8時以降に来た人に対して徴収するらしいので、朝早い時間では徴収されませんでした。 しかし、せっかくこれまで無料でやってこれたのだから…無料のまま行けるようにして欲しいです。

 大河原にあるソメイヨシノもそうですが、全国にあるソメイヨシノは、種子が出来ない(出来ても遺伝子を引き継がない)ので接ぎ木で増やして来ました。 言ってしまえば、全てのソメイヨシノが同じ遺伝子から成るクローンなのです。

 そのため、性格が同じなので、春を告げる気象の基準木としては都合が良かったのかも知れません。

 そして、病気などの遺伝子も一緒なので、60年ぐらいすると枯れてしまいます。

 第二次世界大戦。散り際が美しいという事で、大戦中にたくさんのソメイヨシノが植えられました。 仙台の桜の名所として有名な「榴ヶ岡公園」も昔は、陸軍の訓練学校跡地なので桜の花がたくさん植えられたようです。

 戦後65年経過した現在、いろんな場所に植えられたソメイヨシノも終わりが近づいているようです。

 見納めになる桜も多いので、今のうちにたくさん写真に残しておきたいですネ。

瑞巌寺の臥龍梅(がりゅうばい)2009/04/11 17:50

臥龍梅を本殿から
臥龍梅(紅)
臥龍梅(白)

松島の瑞巌寺にある臥龍梅(がりゅうばい)が見たくて、大河原から松島まで移動。

 仙台の梅は3月中旬には咲いてしまうのですが、この臥龍梅(がりゅうばい)は咲くのが遅いので、いつ咲くのか待っていました。

 そうたところ、4月7日には満開になったとの知らせで慌てて行って来ました。平年だと4月20日前後が満開という事で、今年はだいぶ早いようです。

 朝は8時にオープン(開門)するので、なるべく早く混まない間に行って来ました。

 この臥龍梅(がりゅうばい)は、(1593年)伊達政宗が豊臣秀吉の命令で朝鮮へ出兵した時に、朝鮮から冑(かぶと)を植木鉢代わりに持ち帰ってきたものだそうです。

 地面伏せた竜のような姿から臥龍梅(がりゅうばい)と呼ばれているらしいのですが、凡人には良くわかりません(笑)。

 入って左側が白で、右が紅です(写真は本殿から写したもので左右逆になっています)。 八重の梅で、何と言う品種なのか?わかりませんが、もう持ち帰って来たハズの朝鮮にも残っていない種類だそうで、大変貴重なんだとか…(ガイドさんの受け売りです)。

 1609年の瑞巌寺が棟上げされた時に伊達政宗自身が植えたという事で、ちょうど400歳になる木という事になります。

 この木は、朝鮮出兵した時に持って来た木では無く、接ぎ木された2代目になります。

 …では、本物(原木)の臥龍梅(がりゅうばい)は 今どこにあるのかと言うと…。 重犯罪人しか見られない場所にあります。

 そこは、宮城刑務所(仙台拘置所)。 なぜかと言うと、伊達政宗が隠居した時のお城(若林城)跡に宮城刑務所が建っているからです。

 見てみたいなぁ~。  …イヤイヤ。そう言う意味ではありませんョ。

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