十和田湖(青森県)2008/08/06 22:08

御鼻部山展望台
遊覧船船着き場(休屋)
稲庭うどん(1480円)

夕方のねぶた祭りまでの時間つぶしに十和田湖まで行ってきました。

 弘前駅から片道約2時間ぐらいの場所にあります。

 十和田湖は、直径約10kmの胡桃(クルミ)の形をしたカルデラ湖です。面積(61.1km2)は日本12番目ですが、深度(327.0m)は日本3位という湖です。

 十和田湖は、奥入瀬渓谷というのがあり、紅葉のシーズンにはたくさんの人が訪れます。まぁ…その下見に行きたかったのです。

 行って見てびっくり、観光地なのに、かなり寂(さび)れていました。子供は夏休みで、お祭りとも重なった日にちなので観光客はかなり少ないです。

 町を歩いてみて、更にびっくり! どのお店も、食事のメニューもお土産品もほとんど変わりなく、金太郎飴状態でした。

 おみやげも、南部鉄瓶(岩手)、杉細工(秋田)などが並べてありますがどこも一緒です。

 食事は、稲庭うどん(秋田)、南部そば(岩手)、比内地鶏(秋田)の親子丼などで、食堂のおばさんが作るレベルで化学調味料いっぱい使って作っているんだろうなぁ…という感じです。

 どのおみやげさんも昭和30年~40年ぐらい建てられたたてものらしく、清潔感もあまりなく、昔からやっているんだろうなぁ…という感じでした。

 この近くにスカイラ○クやデニ○ズのようなファミレスが出来たら食事処は全滅じゃないでしょうか。

 自然景観が良いだけに、リゾートホテルは残るでしょうが、観光地としては廃(すた)れて行くかもしれません。


 

青森市(ねぶた祭り)2008/08/06 23:10

曳き手は大変
精巧な作り
ハネトもお疲れ気味

3日目(最終日)の夜祭りは青森県青森市の「ねぶた祭」。

 青森市内のホテルが取れなかったので、弘前のホテルを連泊にして弘前から電車での移動です。

 ねぶたは、移動のコースが循環するように輪になっていて同じコースをぐるぐる回ります。

 大型のねぶたは20台ぐらいあり、台座の下に曳き手がいるのですが、見ている人が、大勢で手を振ったり、声を出したりすると、観客の方向を向いてくれます。

 「ラッセラー、ラッセラー」と声を出して踊る「ハネト」と呼ばれる人達もいるのですが、中には家族連れで、踊らずに行進だけを楽しむ人達もいました。

 誰でも参加して楽しむのが青森のねぶた流のような気がします。

 東北の夜のお祭りを見て思う事は2つあり、1つ目が、場所取り合戦のすごい事。コースの沿道には夕方になるとパイプ椅子や、ビニールシートがガムテープで動かないようにしてあり、良い場所はすべて地元の人に押さえられてしまいます。

 地元の人が楽しむお祭りであることは確かなのですが、これでは他の地域から来た人が楽しむ事が出来ません。

 …なにか、同じ東北人として、東北人は閉鎖的な人が多いと言われる所以(ゆえん)を垣間みたような気がしました。

 もう一つが、夜のお祭りなんだから、照明やライトに対してもっと気を使って欲しいと思いました。

 沿道の外灯や信号機は消せるのであれば消して欲しいと思いました。現代的なライトは昔の風情を台無しにしてしまいます。

 台無しするという事では、カメラマン、報道関係者、警察関係、警備員が祭りの中に入っているのですが、沿道から写真を撮りたいと思う観光客にとってはレトロな雰囲気を台無しにする、あまりにも現代的な存在です。

 警察なら「岡っ引きの格好」とか、報道関係なら「瓦版屋風の格好」とかにすれば、もっとお祭りが盛り上がると思いました。


 
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