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外観

おでん定食(700円)

メニュー

昭和24年創業の「おでん三吉(さんきち)」。仙台でおでんやといえば三吉というぐらい有名な老舗(しにせ)です。

　先代がお店を始めたときに奥さんの「おみよ」さんにちなんで「三吉（みよし）」としたらしいのですが、お客さんがみんな「さんきち」と呼ぶので、いつもまにか店名も「さんきち」になってしまったそうです。

　お店は４階建ての鉄筋コンクリートで、おでん屋で鉄筋コンクリートの自社ビルを持っているというのもなかなか珍しい光景ではないでしょうか？

　今日の仙台は、夏の日差しも小休止、最高気温が30℃に届かないという過ごしやすい天気です。

　のれんをくぐると、タヌキの置物にも似た恰幅(かっぷく)の良い親方が気持ちの良い挨拶をしてくれます。

　カウンターの中にある四角のおでん鍋にはおでんの具材が煮込まれていて、その前に親方が陣取っているという感じです。

　カウンターが18席、小上がりの4人掛けテーブルが７席。二～三階もあるようですがお昼は使っていないようです。

　お店は、ほぼ満席で男性９割、女性１割という感じでしょうか、常連と思われる５０才以上の人達であふれかえっていました。

　おでん定食をお願いしましたが、注文するとすぐに小鉢が運ばれてきて、５分もしない間に料理が揃います(おでんをよそうだけだからあまり時間もかからないようです)。

　おでんは、大根、豆腐、がんも、サンマのつみれの４種類でした。おでん以外に温泉卵やスイカなどのデザートもあり、お昼にたべる量として適当な量です。

　食べてみましたが、おでんの汁は野菜の旨味のしみ出した薄味のスープで、大根はとける手前のほどよい柔らかさ、つみれもフワフワの柔らかさに出来ています。

　ごはんは醤油の炊き込み風のごはんで少し味が付いていました。　おでんとの相性も良いみたいですね。

　個人的には、はんぺんや煮卵が欲しいところですが、食材を選べないところがちょっと残念だったりします。

　他の人の注文を聞いていると「稲庭うどん定食」か「おでん定食」が多いみたいです。

　暑い時には、冷たい食べ物や、冷たい飲み物が欲しくなりますが、たまには暖かいものを食べるというのもアリでしょう。

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