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寒湯番所の門 |
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門の上の般若面 |
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役宅の外観 |
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役宅の内部 |
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二階にある機織 |
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2008年6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」で公開を停止した「仙台藩花山村寒湯番所跡」が4月1日で修復工事を完了し再開したというので行って来ました。
花山村から秋田県へ抜ける国道398号線を走ると、今もまだ道の両脇に地震で崩れた山肌がいくつも残っています。
復旧の為のパワーショベルやクレーンなどもたくさんあり、急ピッチで復旧が進んでいる様子がうかがえます。
寒湯(ぬるゆ)番所は、仙台藩にあった27箇所のあった関所の1つです。
やっとここまで通れるようになりましたが、この先はまだ復旧工事中で秋田県までは抜けることはもう少し先のようです。
寒湯番所跡に着くと既に50台ぐらいの自動車が駐車してあり、混雑して駐車するまで少し待つような感じでした。
寒湯番所跡が復旧した話はテレビのニュースでも放送していたので、みんな気になって見に来たのかも知れません。
まぁ…隣に温湯山荘があるので、その宿泊客や食事をしに来ている人も多いのかも知れませんが…。
現在は門と役宅が残るのみですが、役宅に入るには200円の入館料が必要となります。
入ってみましたが、役宅は2階建てで、畳や襖(ふすま)などの建具は今回の修復工事で修理されたようで新しくなっていました。
江戸時代にはガラス窓や電気も無かった訳ですから、江戸時代の当時の姿を再現するという事では無かったようです。
当然、茅(かや)葺きの屋根も茅が取り払われて、トタン葺きになっています。
もっとたくさんの関所らしい書類や、道具があれば良かったのですが、残っているのは「駆け落ち禁止」の看板と、捕り物用の道具ぐらいでしょうか?
役宅の2階には、山を巡回して見回る人達が宿泊した場所などがあり、ちょっとだけ昔の面影を感じ取る事が出来ました。
| ・ | 仙台藩花山村寒湯番所跡 (ぬるゆばんしょあと) |
| 住所 | : | 栗原市花山本沢温湯 |
| 電話 | : | 0228-56-2085 |
| 営業 | : | 9:00~16:45 [休館日]12月1日~3月31日 |
| 料金 | : | 200円(大人) |
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