写真講習会(ニコン塾)参加2008/12/12 23:23

温泉街と散歩するお婆さん
地元のおいしい野菜
新しい看板と古い町並み

年に2回、写真の勉強の意味で「ニコン塾」に参加しています。

 今回で3回目の参加なのですが、今回の先生は山岳写真家の「菊池哲男さん」。

 写真雑誌などで、よく記事や写真をみかける有名な写真家です。

1日目が座学で、2日目が実習で、3日目が講評という内容です。

今回のテーマは「遠刈田温泉の人物スナップ写真」という事だったのですが、結論から言うとあまり良い写真は撮れませんでした。

 もともと人物写真は得意だったはずだったのですが、最近は風景写真に凝ってしまった為におろそかになっていたようです。

 今回の講習を受けてみて、失敗作品だらけでしたが、学んだ点は多かったように思います。

 (ポイント1) プログラムオートやオートフォーカスなどの技術進歩で簡単に写真が撮れるようになってきたが、 カメラにまかせでは何が失敗か解らない、構図や被写界深度など自分の意志をその写真の中に入れると何が失敗かわかるようになる。

 (ポイント2) 最近のデジタルカメラはAPS-Cサイズ(DXフォーマット)が多いので、望遠系のアップの写真が多い、 写真の上手な人は広角レンズでの撮影が上手。たくさん入り込む風景の中で何が必要か、何が不要かをきちんと見極めている。

 (ポイント3) 写真の中に主題だけでは無く、副題も考えて撮ると面白い写真になる。

 (ポイント4) 単なる風景写真よりも人物を入れた方が、比較対象になるし、見る人を引きつける力が強い。

 ここからは、単なる愚痴(言い訳)でしかないです…、今回のテーマはスナップ写真という事でしたが、紅葉を過ぎた平日の温泉街で歩いている人はほとんどいません。

 最近の温泉ツアーは、温泉ホテルまで観光バスで乗り付けて、観光バスで帰る為に、ゆかたを着て温泉街を散歩する…なんていう光景も無くなってしまいました。

 車の交通量の少ない温泉街なら良いかも知れませんが、遠刈田温泉は通過する車の量も比較的多いので、温泉街を散歩するには(してもらうには)、歩道や見る物など整備した方が良いかも知れません。

 それでも、遠刈田温泉は、公衆浴場を新しくしたり、無料の巡回バスを走らせたりと比較的頑張っている観光地(温泉街)であることは確かです。

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