昨年12月に、大崎市にある化女沼(けじょぬま)がラムサールに登録されたというので、いつもは通り過ぎている化女沼に行ってきました。
化女沼は「ばけおんな」と書くぐらいだから恐ろしい沼だと思っていたら、やっぱり地元に伝説があって「照屋姫(てるやひめ)」の像もダム管理棟の近くに立っていました。
伝説はいくつかあるらしいのですが、像の脇にある看板の話をざっくり言うと「蛇男に騙された長者の娘(照屋姫)が蛇の子供を産んで入水自殺した」らしい…。
化女沼はもともと自然の沼だったのですが、2000年(平成8年)に人造ダムが完成し、ダム周辺と共に整備されました。
ダム管理棟と化女沼資料館を兼ねた3階建ての建物は、すごく立派で観光協会(?)の勤務している人も2人いましたが、沼周辺を車で走ってみましたが、釣り客の車が数台あるだけで閑散とした風景でした。
沼は野鳥のねぐらという事なので、早朝と夕方ぐらいしか たくさんの野鳥を観察する事は出来ませんが、資料館には、野鳥観察用の望遠鏡も2機あり無料で観察することが出来ます。
残念な事に沼は、ブラックバスが心ない人達によって放流されていて、ブラックバス釣りを楽しむ人には絶好のポイントになっているようでした。
対岸にある古代の里も、去年の宮城・岩手内陸地震の影響で閉鎖されたまま朽ち果てていました。
ラムサールに登録されて これからが化女沼の真価が試される時期だと思います。大崎市は頑張ってくれるかなぁ…。
|
最近のコメント