ちまたで話題のSSDを使ってみる2009/03/26 01:33

Silicon Power 32GB SSD
普通のHDDベンチマーク
SSDベンチマーク

ハードディスクというのは、中に磁気を帯びた円盤状のものが回転していて、磁気ヘッドがレコードの針のように左右に動いてテータを読み書きする構造になっています。

 最近になってSSD(ソリッド・ステート・ディスク)という装置が出てきて話題になっています。

 早い話が、ハードディスクの代わりに、USBメモリなどに使われているフラッシュメモリを代用しようというものです。

 フラッシュメモリなので、稼働部品も無く静かで、軽くて、動作も速いという事で、一部の高額ノートPC採用されているディスクでした。

 最初は4万円~5万円していたSSDも最近は1万円以下でも買えるようになって来たので興味本位で手に入れて実験をしてみました。

 今回購入したのは、シリコンパワー社製のSSD 32GB(ギガバイト)。値段は8000円前後のものです。

 今使用しているノートPCに入れてどれぐらい早くなるのかCrystalMark2004というソフトを使ってベンチマークしてみました。

 数値で言うと「4851」から「16805」で3倍以上の読み書きスピードが出ている事になります。Windowsの立ち上がりスピードに関しては、1/2~2/3程度でちょっと早くなったかな?という程度。

 アプリケーションの起動時間は半分以下で、ワードやエクセルなんかも1秒以内で、すぐに立ち上がって来ます。早くなったというよりは動作が「きびきび」している感じです。

 32GBと聞くとHDDに比べると小さい容量のような気がしますが、WindowsXPとMS Officeやよく使うソフトなどを入れて10GB程度なのでまだまだ余裕がありそうです。

 ちょっと古いノートPCを安く買ってきて、快適なパソコンに仕上げる方法としてはメモリを増やすよりもHDDをSSDに変更する方が余程効果あると思います。

 SSDに変更するとハードディスクの「カリカリ」という音がしないためなんとなく不思議な感覚です。ノートPCで使っていると電源のAC/DCコンバータが「キーン」という音が気になるぐらい静かです。

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