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外観

味福定(690円)

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家具の街、本町にある「味福」さんにおじゃました。このお店は、１階に「つるかめ」、２階の隣が「ヌーベル・クワトロ」という位置関係のお店です。

　２階へ外階段を上って扉を開けると、４人掛けテーブルが２脚とカウンターが６席あり、その奥に小上がりの４人掛けテーブル２脚と６人掛けテーブル１脚あります。

　カウンターの一番奥にお店の電話を兼ねたダイヤル式のピンク公衆電話があり、このお店は３０年ぐらいやっているんだろうなぁ…という歴史を感じさせます。

　お客さんは、男性６名の女性１名でした。　常連らしき年配の方が多いような感じのお店です。

　日替わりのメニューも外に出ていたのですが、お店の名前を冠した「味福定」が気になって聞いてみたら…「お刺身と天ぷらの定食」との事だったのでソレを注文しました。

　周囲の注文を聞いていると、やはり「味福定」か「豚しょうが定」をほとんどの人が注文しているようでした。

　注文して10分ぐらいで料理が運ばれて来ましたが、厨房の中では、頑固者を地で行くような親方と、それを上回るような勝ち気のおかみさんのちょっとした口論が繰り広げられていました。

　なんとなく、実家の両親の内輪喧嘩でも見ているかのような家庭的な雰囲気が漂って来ます。

　料理は、納豆と揚げたての天ぷらと新鮮な刺身で、おいしく食べる事が出来ました。

　５０円をプラスすれば大盛りにも出来るようです。

　ランチタイムは禁煙という事もあり、常連の人達は料理を注文すると、お店の外にある灰皿で一服してから戻って来ています。

　テーブルなども褐色に変色するぐらい使い込まれていて、年期の入ったお店ですが、おいしい料理を低価格で提供してくれる数少ないお店でした。