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長沼公園

長沼公園

長沼公園

カタクリの観察会が開かれているというので、東京都八王子にある長沼公園に行ってきました。

　観察会は10時と11時の2回です。普段は駐車場になっている場所に集合して園芸家の先生が紹介してくれます。

　カタクリの群生地となっている場所は２箇所あり、１周約100mぐらいの場所ですが、密集度はそれほど高くありません。

　ちゃんと下草を刈ってカタクリの生育環境を作ってあげないとすぐになくなってしまうそうです。

　また、カタクリは北日本地域でたくさん咲く、寒さを好む植物なので、南斜面ではなく山の北側斜面で育っているのだそうです。

　確かに宮城県に居た時は、カタクリの花はちょっと山道を走ると見ない場所がほとんどないくらいの植物ですから、寒さが好きな高山植物のようなものなんでしょうね。

　カタクリの花は下を向いて咲きますが、下から見ると桜の模様が見えるのがとても面白いので、今年も挑戦してみました。

長沼公園
住所	：	東京都八王子市長沼
電話	：	03-3232-3038
時間	：	8:30～17:30
料金	：	無料
自動車	：	駐車場：無料
ペット	：	ＮＧ

さやま花多来里の郷

さやま花多来里の郷

さやま花多来里の郷

花びらが３枚＋ガクが３枚で６枚

桜の模様

８枚の花びらの変種

さやま花多来里の郷は昭和５０年ごろ、この土地の持ち主であった宮崎栄蔵さんが、畳１枚分のカタクリの花を手入れをして20万株まで増やした土地なんだそうです。

　今年から瑞穂町が観察用のデッキや駐車場なども整備されきれいになっている公園です。

　２０万株というのは大袈裟かもしれませんが、直線距離で100mぐらいの斜面　一面に咲いています。

　カタクリのなどのユリの仲間は６枚の花びらに見えますが、内側の３片が花弁で外側の３片は萼(ガク)が花弁化したものだそうです。

　カタクリは万葉集にも「かたかごの花」として読まれていたということで「かたかご」→「かたこゆり」→「かたくり」と音が変化してきたんだとか…。

　かたくりの花は雨などで気温が低いときは花びらが閉じていますが、気温とともに花びらが反り返って開いてきます。　…なので、朝早くよりも昼過ぎぐらいがちょうどよい気温なのかもしれません。

　現地の案内の人が、花びらが８枚ある珍しいカタクリを教えてくれました。来年も同じ場所で同じものが咲くと新種と認定されかもしれないとのことでした。

さやま花多来里の郷
住所	：	東京都西多摩郡瑞穂町
電話	：	042-557-7659
時間	：	9:00～17:00
料金	：	無料
自動車	：	駐車場：無料
ペット	：	ＮＧ